「残業より『固定費削減』が効率的な理由」


はじめまして。主夫のおとです。
妻と猫1匹、そしてもうすぐ家族が一人増える予定です。赤ちゃんを迎えるにあたり、我が家では家計の見直しを本格的に始めました。
今回は、「残業して稼ぐ」よりも「固定費を見直す」ことで、実際に月3万円の節約につながったわが家の工夫についてです。
同じく主夫をしている方や、これから主夫として家計を担っていきたい方に向けてお話しします。
残業しても、お金は貯まりにくい?
かつての私は「お金を貯めたいなら、もっと働くしかない」と思っていました。
けれど、実際に家計管理を担うようになって気づいたのは、残業はお金を増やすうえで必ずしも効率的とはいえないということです。
なぜなら、残業は「自分の時間」を切り売りして得る収入です。
その時間に心身をすり減らし、家族との大切な時間を犠牲にして得た残業代も、税金や社会保険料で思ったより手元に残らないことも少なくありません。
それならば、もっと根本的にお金の流れを見直した方が、時間を売らなくて済む。家族で過ごせる時間が増えて、健康にもなるのではないか?
そう考えて、私は「支出の中でも毎月必ずかかる固定費」に注目しました。
固定費を見直すと、暮らしが変わった


我が家で取り組んだ固定費の見直しは、次の4つです。
- 保険の見直し:不要な特約や、二重になっていた保障を整理。必要最小限にすることで保険料を削減しました。
- 通信会社の変更:大手キャリアから格安SIMへ。通信品質も問題なく、月々のスマホ代が半額以下に。
- 電気・ガス会社の見直し:乗り換えキャンペーンも活用して、電力・ガスのセット割を利用。
- サブスクの解約:使っていない動画配信サービスや有料アプリを一斉に見直し、本当に必要なものだけに絞りました。
こうした小さな積み重ねで、月に約3万円の節約が実現しました。
年間にすると約36万円。これは、ちょっとしたボーナスのような金額です。
節約で生まれたお金と時間の価値
節約というと、「我慢」「制限」というイメージがあるかもしれません。
でも、今回の見直しでは、生活の質を落とすことなく、むしろ家計の安心感が増しました。
最初は「手をつけることが面倒くさい」と思う固定費の見直し。
ですが、一度やってしまえば効果は絶大です。
月3万円増やそうと思えば、何時間残業すればいいか考えてみてください。
それを毎月やろうと思うと、ゾッとすることでしょう。
これから生まれてくる子どもと過ごす時間も、しっかり確保できると思うと、本当にやってよかったと感じています。
「主夫だからこそ」できる家計の改革
主夫というと、まだまだ少数派かもしれません。
けれど、家庭のなかで家計をしっかりと見守り、守りを固めるのは、非常に重要な役割です。
節約や家計改善は、誰かに頼らずとも始められる、小さくて大きな一歩です。
特に「固定費の見直し」は、一度取り組めばその効果が長く続く、「コスパの良い節約術」だと私は感じています。
おわりに
これから家族が増える中で、私たち夫婦が大切にしたいのは、「心と時間のゆとり」です。
お金を稼ぐことも大切ですが、無理なく、持続可能な形でお金を守るという視点も、ぜひ多くの主夫の方に持っていただきたいと思っています。