医療保険は本当に必要?高額療養費制度の活用法

こんにちは!主夫をしているおとです。

妻と猫1匹との3人暮らしで、年内には新しい家族が増える予定です。家計管理を任されている私にとって、もしもの時の医療費への備えは重要なテーマです。
しかし、私は医療保険には加入していません。
その理由は、「高額療養費制度」という公的な仕組みがあるからです。

目次

高額療養費制度とは?

高額療養費制度は、健康保険に加入している人が、1ヶ月の医療費が一定額を超えた場合、その超過分が払い戻される制度です。例えば、70歳未満で年収約370万〜770万円の方なら、1ヶ月の自己負担限度額は約9万円となり、それを超えた分は後日戻ってきます。マイナンバーカードに既に高額療養費制度の利用を適用されている方は申請の必要はなく、窓口で約9万円支払うのみ。一方、紐づけていない場合は加入している健康保険に申請が必要です。手術の日程が決まっている場合は、申請後受け取った書類を医療機関に提出することで、自己負担限度額のみ支払えば大丈夫です。
この制度は、日本の公的医療保険制度の中でも特に手厚い支援の一つであり、世界的にも高水準と評価されています。

架空の事例:高額療養費制度の活用

私の知人である主夫の「タカシ」さんは、妻と2人暮らし。ある日、妻が急な腹痛で救急搬送され、緊急手術と10日間の入院を余儀なくされました。医療費の総額は約80万円。健康保険の3割負担で約24万円の支払いが必要となり、家計に大きな影響を及ぼすことが懸念されました。

しかし、タカシさんは「高額療養費制度」の存在を思い出し、事前に「限度額適用認定証」を取得(最初からマイナンバーカードで限度額適用されていれば取得は不要)。これを病院の窓口で提示したことで、支払いは自己負担限度額の約8万円に抑えられました。さらに、差額ベッド代や食事代などの自己負担分を除いた医療費の一部が、後日、健康保険から払い戻されました。

この経験から、タカシさんは「高額療養費制度」を活用することで、予期せぬ医療費の負担を軽減できることを実感。医療保険への加入を再検討し、保険料を他の生活費や貯蓄に充てることにしました。

自己負担限度額の確認方法

高額療養費制度の自己負担限度額は、年齢や所得に応じて異なります。具体的な金額や計算方法については、以下の厚生労働省の関連サイトで確認できます。

これらのサイトでは、自己負担限度額の早見表や申請手続きの詳細が掲載されています。事前に確認し、必要な手続きを行うことで、医療費の負担を軽減することが可能です。

主夫としての家計管理と制度の活用

家計を預かる主夫として、医療費の備えは重要な課題です。高額療養費制度を理解し、適切に活用することで、過度な医療保険への加入を避け、必要な保障に絞ることができます。
例えば、特定の病気に備える保険や、就業不能時の保障など、目的が明確な保険への加入を検討することが賢明です。
保険は起きる頻度は少ないけれど、損失が大きいときに加入しておくものです。
貯金が少ない方は、少ない掛け金で加入するのもいいでしょう。

また、日々の生活費や将来のための貯蓄、予防医療への投資など、家計全体のバランスを考慮しながら、安心できる生活設計を目指すことが大切です。

おわりに

高額療養費制度は、日本の公的医療保険制度の中でも特に手厚い支援の一つです。主夫として家計を管理する立場からも、この制度を理解し、適切に活用することで、予期せぬ医療費の負担を最小限に抑えることができます。ぜひ、制度の詳細を確認し、必要に応じて活用をご検討ください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1997年生まれ。妻と猫との3人暮らしで、赤ちゃん誕生予定。
2022年に双極症と診断され退職。妻と相談し、健康を維持するために「専業主夫」を選ぶ。
現在は作業療法士として週13時間程度働きながら、主夫道を歩んでいる。

目次