世界の主夫事情|日本と海外の違いとは?

初めまして。専業主夫をしているおとです!

 私は、妻と猫1匹との3人暮らし。年内には第一子の誕生を控え、ソワソワしています。

今回は私が気になっていた「世界の主夫事情」について調べてみました。
日本ではまだ「主夫=珍しい存在」という印象を持たれがちですが、海外ではどうなのでしょうか?

目次

日本における主夫の現状と課題

現在の日本では、専業主夫や育児に積極的に関わる男性の数はまだ少ないですが、意識は確実に変わってきています。
2024年の調査では、「子育てをする男性は男らしくない」と考える日本人はわずか10%で、調査対象31カ国の中で最も低い数値でした。

ただし、実際に主夫として家庭を支えている男性の割合は全体の1〜2%程度にとどまります。「主夫」という肩書がまだ一般的でないため、社会的な認知や理解が追いついていないのが現状です。

海外の主夫事情:国によって大きく異なる価値観

アメリカ・イギリス:主夫は当たり前の選択肢

アメリカでは、家事・育児を中心に担う「ステイ・アット・ホーム・ダッド」が全体の15%近く存在するといわれています。
夫婦間で「どちらが外で働くか、どちらが家庭を守るか」を柔軟に決める文化が浸透していて、主夫という生き方もごく自然なものと捉えられています。

イギリスも同様で、育児休暇を取得する男性の割合も高く、パパが保育園の送迎をする姿もよく見られます。性別に関係なく、役割を分担する文化が育まれている印象です。

韓国・インド:伝統的な役割意識が強い

一方で、韓国やインドなど一部の国では、まだ「男性は働き、女性は家庭を守るべき」という価値観が根強く残っているようです。
韓国の調査では、「子育てをする男性は男らしくない」と答えた人の割合が70%を超えており、主夫に対して否定的な意見が多数派となっています。

ノルウェー:理想的な男女平等社会

ノルウェーは、男女平等の進んだ北欧の中でも特に育児支援制度が充実している国です。夫婦で育児休暇をシェアするのが一般的で、父親が主夫として家庭を支えることも当たり前。
性別に関係なく「できる人がやる」という意識が強く、社会全体で子育てを支える姿勢が印象的です。

主夫として暮らす私が感じること

こうして各国の主夫事情を見てみると、日本も少しずつ前進していることが分かります。
ですが、アメリカやノルウェーと比べると、大幅に遅れていることも事実です。
現在はまだ子供がいないので、主夫のデメリットは正直感じにくいです。
ですが、子供が生まれて、保育園や学校に通いだしたらどうでしょうか。「主夫」の私に嫌悪感を抱く方もいるかもしれません。まだ、日本はそういう社会だと思います。
だからこそ、私のような主夫が「こういう暮らし方もあるよ」と発信していく意味はあると思っています。

家事や育児は、性別で決めるものではなく「誰がやるのが一番心地よいか」で決めていい。
これから赤ちゃんが生まれる我が家でも、夫婦で相談し、支え合いながら、自分たちなりのライフスタイルを築いていきたいと思っています。

まとめ|主夫という選択を、もっと自然に

「主夫」という生き方は、日本ではまだ少数派かもしれません。
でも、世界ではすでに多様な形が認められていて、日本でも確実に変わりつつあります。
主夫は恥ずかしいことでも、特別なことでもなく、ただの“選択肢のひとつ”である。
そんな価値観が日本でもっと当たり前になる未来を願っています。

参考サイト

https://www.rengo-soken.or.jp/work/200904-01_01.pdf

https://www.clair.or.jp/j/forum/pub/docs/510.pdf

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この記事を書いた人

1997年生まれ。妻と猫との3人暮らしで、赤ちゃん誕生予定。
2022年に双極症と診断され退職。妻と相談し、健康を維持するために「専業主夫」を選ぶ。
現在は作業療法士として週13時間程度働きながら、主夫道を歩んでいる。

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